さぁ、腰が痛いぞぉ!
一体何時間スクラップの様なバンの粗末な椅子に座り続けただろうか・・・
現地人を装って一言もしゃべらず、帽子を深くかぶってサングラスを装着し、ノーエアコンの暑さにうだりながら、腰の痛さに我慢できずにシートの上ずっと体育座りしていた・・
最後尾なのは嬉しかったんだけど壊れた後ろドアが開きっぱなしだし、おまけに椅子の足が錆びてるし(爆)
運転手がブレーキ踏む度に後ろから転げ落ちるんじゃないかとヒヤヒヤだった。
ドライバーは一秒でも早く着いて一円でも多く稼ごうとしており、休憩場所は道中たった二回。それもドライバーがフルーツ食べたくて停車しただけ。
その僅かなチャンスも出るに出られなかった。最後尾なので。
■これは良い街過ぎるぞ、パガディアン!
坂の街、魚の街、25ペソでジェットコースター並みのスリルを味わえる街。
パガディアンに付いたらすっかり夕暮れ。もう何時間掛かったとか最後には関心がなくなってしまったが、とにかく、よく無事に送り届けてくれた。ドライバーに感謝・・・
って訳で、今日はパガディアンのバス停で寝ます(爆)
腰が痛くて起きられなくなった、マジで・・・
※日本人の方は絶対に真似しないで下さい。
※観光で訪れる方はターミナルの前の道を歩くと幽霊の出そうな粗末な宿が二軒あるのでそちらをご利用下さい。
日が昇るくらいだろうか、我がニッポンの美味しい朝ごはんの香りで目が覚めた。なんだ、この美味そうなにおいは!?
もうろうとした意識で夢遊病者のように匂いを鼻で吸いながら歩いてゆくと、なんと今採れたばかりのアジっぽい魚をターミナルの片隅でお姉ちゃんが焼いているではないか!これは美味そうだ!
私にも一匹焼いてくりー!
すげー新鮮で全部背中が曲がってんのよ。値段聞いたらどれでも50ペソだとの事で、即効で店の姉ちゃんにアジっぽいヤツを焼いてもらった。
これが神ウマ!
腹が減ってたのもあるんだけど、魚の油が乗ってうまいし焼き方も上手い!姉ちゃんも可愛いし(ホンマか)
よく日本の観光地で川魚の塩焼きを喰って妙に感動するけど、あんな感じで頷きながら感動した。
可愛いお姉ちゃんを正面から撮ろうかと思ったけど、HALALの店で撮るのはさすがにまずいか・・モスレム専用食の店で女の子を撮るのは銭湯の女性にカメラを向けるようなものなのだ。って、いいながら割と撮ってるけど。
HALAL(モスレム専門食品)の看板
飯を喰ってると、海のおばさんが次から次に魚介類を売りに来る。荷物増やせないから今は買えないけど、帰りには大量に買ってしまいそうだ。
にんにく酢。 健康に良さそうなんで中身を出して10個食べた。
さて、腹が膨れたので街に出てみよう!
って事でターミナルの正面へ出てみると・・・・
なんだぁこの奇妙キテレツなトライシクルはぁ!!!
どうやって乗るんだ!?
椅子に座ると全員が天を仰ぐ仕様。
なぜこうなのだ!?と小一時間考えてると分かったよ。パガディアンは「坂の町」なんだね。山頂にターミナルがあり、急斜面に街が拡がっていて海に近い終点が市街地なんだよ。
このトライシクルの角度で坂を下りると、海や街の景色が丁度眼下の良い位置に収まるようになってる。
きっと、観光用に設計されたんだと思う。(でも上るときは更に角度が付いて不便な気がw)
まぁいいや、とにかくパガディアンのトライシクルはアトラクションの楽しさも味わえ風景も綺麗だし二度美味しい。
料金はターミナルから街まで1人25ペソ。市街地が1人10ペソ。この辺の相場として高いのか安いのかは不明だが、他の街よりは高いですね。
まぁ観光料って事かしら。
街は想像したよりかなり大きく、定番のジョリビーチョウキンはもちろん、ロビンソンデパートやガイサノまであり、マーケットも巨大。買い物に困る事はなさそうだった。
デパートの衣料品売り場でパガディアンTシャツを購入
さて、お腹が空いたのでチョウキンで飯を喰いましょう。っつーか、ここまでメニューが少ないチョーキン始めて見た。麺類が全然無いのよ。
チョーキンの二階が交差点パノラマで眺めが素敵♪
街やマーケットの様子は、後日「番外編」でご紹介したいと思います♪本日の様子は動画にして下にアップしましたのでご覧下さい。
ユーチューブ
なんだ!?この奇妙なトライシクルは!!
パガディアンのトライシクルはジェットコースター並みの恐怖が味わえるスリル満点なトライシクルだった・・・
山から駆け下りるトライシクルからの風景、ターミナルの物売りの様子、街の様子などをテンポ良く3分で収めてあります。
カメラに手ぶれ機能が無いので手ぶれが残念なんだけど・・今回は編集に手を抜いていませんから、無事最後まで見たら 「グッド!」ボタンを押してくださいね。
魚が豊富な魚市場編