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子どもが集金する怪しい検問(その2)ラナオ州縦断編ミンダナオ西部観光

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コタバトを経った私たちは見るからに怪しげな路線バンに乗り換え、次の目的地に向かったのだった。ここから先はバスが通ってないのだ。

フィリピンを蜘蛛の巣の様に張り巡らせるバス路線がこの地域だけ唯一存在しない。何故かは後でわかります。

郊外を抜けると海を見下ろす感じの椰子園があり、その中をまるで蛇のように国道がうねっていた。

この椰子・・・
割と樹高の高い椰子は見慣れているが、ここの椰子の樹高は半端ない。

しばらく行くと、「綺麗な湖がありますから観光客の皆さんお願いですから寄って下さい、涙」みたいな湖があった・・

バスは通らないし、自家用車で来る人が殆どいないのに、外地から観光客が来るのはしばらく無理だろう。

ちなみにバンから降ろして貰う事は出来ないことは無いが、万が一誤って置いてゆかれたら宇宙にひとり取り残された宇宙飛行士みたいになります(昔そういう映画を見て怖かった)

10キロ?毎にいかにもって感じの軍の駐屯地がある。

これは差障りのなさそうな場所から撮影したものだが、どこの駐屯地も顔色の険しい軍人が小銃を持って立っていて、とてもカメラ持って撮影できる雰囲気ではない。

彼らは撮影にはヒステリックだ。乗り合いバンで行動する不審者の監視もしており、そのバンからカメラを向けるなどしていると、場合によっては撃たれる可能性もある。冗談でもおかしな事はできないのだ。

以前ニュースで見た話だが、マニラかどこかの空港で日本人が係員に荷物について尋ねられ、ホンの冗談のつもりで「爆弾だ」みたいな事を言って拘束されたという話を聞いたが、日本では笑って済ませられる事がこの国では冗談にならない場合がある。

それから進むと舗装中の道が多くなってくる。セメントを引き剥がして塗りなおしているようだ。最近割と政府の予算が回っているみたいで舗装のやり直しを多く見かける。いい兆候だね。

 

さて、色々な妄想や疑惑の沸く通過点にやってきたぞー

この写真の近くに明らかに私設な料金所があり、なんと、驚くべき事にお子様が料金を徴収していた。お金を受け取っていたのは10歳くらいの幼い子どもだったが、子どもなのにもの凄い険しい顔で仕事してるのだ。

それから道路の向こうの方には簡素な小屋があって、鋭い眼光の4人の男たちが通行車を監視しながら子どもから料金を受け取っていたのだった。往復で二回も見た。

行政の徴収なら必ず立て看板があるが、そんなものは無く、路上には一本の竹の棒が意味ありげに転がっているだけ。

現地事情に詳しい者に聞くと、これがバスが通れない理由の一つだという・・・・

 

それから、しばらく行くとランソネスやマランばかりを売る村々があり、何十軒もの露天が道沿いに連なっていた。

お客の殆どは、タマに現れる乗り合いバンのお客だけ?こりゃ売れないだろう!?

この辺はランソネスやマラン農家が沢山あるみたいだが、(推測では昔政府が種を配布した)供給過剰で売り場所に困っているように感じたw(輸送手段が限られるんだから)

しかし、あぁいった通行料を取る人も農家もみんな仲間なんだと思うが、彼らが目先の金を優先せずに道路にバスが通れる安心環境を与えてやるだけでフルーツが各地に行き渡り、湖にも客が来て、通行人が金を落としてみんなが潤うと言うのに。

日本も道の駅一つで栄えてる様な村は多いのにね。

でも、彼らの政治主張は資本は来るなって事なんだろうから、あれで満足なのかも知れない。

 

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バスが通らないトライアングルエリア

マラウイと、パガディアンと、イリガンの都市を線で結ぶと三角形ができる・・この幾何学的なエリア内はバスが通らない。

上記の区間をビデオで撮影しています

撮影場所は、コタバト郊外からラナオ州を通ってパガディアン市の手前まで。バスの通ってない区間を主に撮ってます。

※お知らせ
動画が公開できなくなってしまいました。内容に問題があるようです。

前回みたいな動画じゃ余りにも寂しいので若干の編集も加えてますが、もう、パソコンの処理能力に限界があって頭が痛いですw 趣のある動画を作ろうと思ったらメモリが最低4ギガ必要ですが、私のはわずか1ギガしかありません。何十回もフリーズした・・・

撮影場所は、コタバト郊外からラナオ州を通ってパガディアン市の手前まで。バスの通ってない区間を主に撮ってます。

※お知らせ
動画が公開できなくなってしまいました。

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Mindanao-Tourism
フィリピン農園だより
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