ちょ、ちょっとこれを見てくれ~~い!!
たった3人の農夫さんがたったの3日でここまで掘り上げた!
どこかの神話みたいだよww
マジでビックリ!
これがbeforeね。
いやーまいった。
フィリピンの農夫さんの底力をマジで見た気がする。彼らに任せっきりで監督もいなかったのに凄いと思う。申し訳ないが私は10日位掛けてトロトロ時間潰す可能性もあると考えていたからね。
だが、全然そんな事はなかった。
肝心の日当の詳細は想像していただきたいが、向こうの言い値で現地の1.5倍の高値を払った。その時は正直考え込んでしまったが、こんなものケチって金浮かせたって、どうせ無駄な食事に消えるだけなんだからと思って奮発したのだった。(ホントにそうだから)
しかし、リターンはご覧の通り凄かった・・
当初使う予定だったユンボの仕事量を知らないので何とも言えないが、コスト的にもユンボより安上がりになったんじゃないかな。だってユンボは1時間1800ペソ?だったか2800ペソ?だったかな?とか馬鹿な事言ってたし。寝言は寝て言えと言いたくなったよ。
しかし、まぁ水田の農作業もそうだけど、人力ってのは決して馬鹿に出来ないのだ・・・
そういう訳で、頑張ってくれた農夫さんにお米も進呈した。
今日のオヤツ
モスレム村から貰って来た謎の餅。似たような物は多い・・・
これが、劇的に美味いので5つペロリと平らげたら、まもなく動悸と血糖値の上昇感が始まった(マジ)
「こ、これ、何使ってるの?」って聞いたら、大量の油と大量の砂糖で練ったんだって。やっぱりな胃へのガッツリ感が凄いもんな、これは・・
貧しい人が日ごろ摂取できないカロリーを摂取するために作ったみたいなオヤツだ。
日ごろカロリー採ってる人間は、味見以上の冒険しちゃ駄目だ。
マーガリンを1パック全部食ったような感じで胃がもたれてる。おまけに下痢気味(爆)(食う前に気づけよって感じだが、まぁいいけど)
鉄線籠(かご)の設置の準備をはじめた
トラックに積めるだけ積んで網を持ってきたが、こんなに運び難い物は無い。
スプリングみたいな物体だから、ワイヤーで結んでも伸縮してすぐに緩んじゃうし悪路で揺れて危なくて仕方ない・・(山ほど積むから悪いのだが)
ロープを3本も使って途中で何度も縛り直しながら持って来たけど、こんなんだと残りは現地で作った方が良さそうだな・・・
ってか、テスト的に設置してみたら籠が団子状になって全然まとまらず、キリがないほど籠が必要になる事がわかった。どうしようって感じ。
それか、どうせ型崩れするのなら、無理にサイコロ形状こだわる意味は無い訳だから電車みたいに細長~い長方形の籠を作って二階建てや三階建てにすれば仕切りが無い分大幅なコストダウンになるよなとか考えてみたり。
それなら工期も短くて済むよな。これは我ながら良い考え。
そうしよう!そうしよう!
いや~それにしても掘るって作業はすごく体力を使うよね。籠を安定させるためにちょろっと下地を掘っただけなのだが、もう死にそうだ。
きつくて写真を撮る気力も無いくらい。
神々はどうやってたった3日でこの水路を掘ったのか!?魔術で病気が治る国だから、私が見てない時に得意の魔術を使ったのか・・・
それは冗談として勉強の為に実際の作業を見ておく必要はあるよな。
やれやれ、色々水関係で大変だが、昔の日本もこんな感じで農地を作っていったんだろうと思うよ。多分、山と海が近い日本の土地ってのは苦労が多かったと思う。
水田なんて水が命だから、川とか山の堤からどうやって水を引くか考えてコツコツ人力で作ったのであろう。農園の排水路と水田の用水路じゃ用途が違うが、まぁ、畑にとって水は敵でも見方でもあるって感じか。
うちの田舎の近所に高齢のおじいさんがいて、一人で段々畑に米を植えている光景を目にしたものである。あぁ今年も田植えが始まったんだなぁと通りがかるたびに思っていたが、この前日本へ帰ったら休耕田になっていた。
おじいさんが現在どうしているのかは知らないが、この水田はおじいさんが終戦後に物凄い苦労をして一人でこしらえた水田だと聞いた。
当時若かったおじいさんは山だった僻地をスコップ一つで開拓し、堤から水を引く水路も全て自分で作ったらしい。その水路はなんと隣の山の堤から延々と引かれている凄いものだった・・・
祖先の代からず~っと続く日本の水田はこうした先人達の苦労の結晶だ。
う~、私一人で出来るのはここまでだ(爆)