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椰子老人の畑が農園に編入された話

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以前、私たちが椰子老人の畑を抵当権(モーゲージ)で管理していたのは以前話した事があると思う。

あの後間もなく椰子老人は死去。土地の筆頭名義人だった兄も末期の糖尿病で入院して死を待つばかりだった。

私たちは今までどおりの運営形態で土地など増やす気は無かったのだが、椰子老人が死に、彼の兄までが入院してしまった事で遺産相続が避けられなくなった。家族はどうやっても土地を売りたいのだ。

もし私が買わなければ近所の人に話が行くだろう。その中には因縁のx国人もいるので彼に買われると非常に困る。

(以前話したのは椰子老人が病気で土地を抵当に金を貸した段階まで。今回は更に一歩進んでその土地を売却する話。その土地を農園側に買えって話だ)もはや買うしかない状況である。

しかし買おうにも現金がない・・・(本当)

 

買うに買えない状況に悩んでいたところ、4年前に抵当権で運営し始めた水田が丁度期限の4年目に達している事を地主から知らされた。

その水田を契約更新してもう一度使うか、契約をクリアして現金にするかどっちかの判断だったが、割と収量の多い水田だったので、普通ならそのまま使い続けるのがベターだったが、私は水田を見捨てて換金し、そのお金で椰子老人の畑を買う事にしたのだ。

(これは手続きが終わるのを待つかのように死んでいった椰子老人の兄の葬式)

 

椰子老人の畑は僅かばかりの土地だ。あそこから取れる作物は今まで取れていた米の売り上げには程遠く、分っていた事だけどマイナスは想像以上に大きかった。

また、単一作物に一歩近づいた事で売価下落の影響を受けやすくなり、せっかくの米フィーバーにも恩恵が受けられなかった。

しかし、宿敵のX国人から永久に距離を置けるという安心感が強かった・・・

 

金銭的にかなり苦しいが、心配は無用である。私の所は節約しようと思えば幾らでも節約できる環境にあるので、その点は楽である。自給システムは整っているので、究極の節約をすれば最悪ゼロ円でも生活できる。(そこまでしてフィリピンへ執着するかって話になって来るが)

なんやかんや言って水田の効率は良かったね。種はタダだし肥料食わないし多期作だし、他の作物と比べると断トツで良かった。もう後戻りは出来ないが。

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フィリピン農園だより

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