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椰子老人の土地は金銭トラブルを抱えている/香り米の正体は陸稲だった

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収穫関係で意味も無くバタバタしている。

輸送関係がおまかせになったので本来は手が空くはずだったのだが、手が空けば開いたで他にする事が出来てしまう。

忙しいからと言って豊かな訳ではない。何故か財政は困窮してゆく一方。私の食事を見たら日本人の多くが涙を流すだろう・・・

 

代行して収穫している椰子老人の椰子も想像したより手間を食ってる。畑が一個増えるんだから、一通りの計算がもう一回必要になるし。だからと言って今更断れない。

椰子老人はどこかの穀物問屋から、収穫後に返済を約束する形式の借金で作物を植えたらしかった。(非常によくある形式の借金)

本来、その問屋が代行するなどして借金を穴埋めしていく筈なのだが、いつまでも問屋が姿を現さないので椰子老人の収穫が少ないので割が合わないのだろうと思っていたが、その通りだった。

しばらく前から老人の椰子を勝手に運んでいたいた我々だったが、なんとなく問屋の存在が気がかりだったので、この前人を問屋の事務所に遣してみたのだ。(後でイチャモン付けられても困るから)すると、問屋側は借金などとうの昔に諦めているらしく、そちらで持って行けるのなら勝手にやってくださいとの事だった。

 

 

そういう事情で、あれからずっと農園が運んでいる。計量にイチャモン付けてくる煩さいおばさんも一喝してから飼い猫みたいになってるし。

 

問題は、老人に作物の管理能力が皆無って事で、肥料の面倒も見なければならないって事だ。契約も担保も無い人へ金を貸すようなものだから、リスクはあるんだけど、まぁ農園の周りの人に仕事が増えるってので、それでいいかと思ってる。

 

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今日の給食は焼きビーフン。

骨ごと砕いて混ぜるのがフィリピン風。

なぜ骨が入っているのか?

骨の味を出すという意味も若干あるが、実は肉の量を嵩上げする目的で骨も砕いて入れるのだ。肉だけ削ぎとって入れていたのでは間に合わないらしいのだ。

我々が食うと、歯に衝撃を受けたり折れたりしてしまう事もあるが、多くのフィリピン人は慣れていて怪我はしない。実は殆ど噛まずに飲み込んでいる?

 

さて、給食も終わったし、椰子老人の孫の顔も見たのでお開きにしよう。(おいおい、孫がいたのかって?)

 

コーヒー

親切な農夫さんが好意でコーヒーの苗を植えてくれていたのは良かったのだが・・・

除草せずに植えてしまったぁ~(号泣)

まぁいいや、もしかしたら強いコーヒーになるかもしれないし(何に強いのかは知らないが)

 

 

その前に・・・植えてから後悔しっぱなしのバナナもコーヒーの行く手を阻む。

バナナを植えた記事を覚えている読者の方が一人か二人いるかもしれない・・・いつか忘れたが、その時に植えたバナナ。

誰も食べないし、サルでも飼わなきゃ無くならない。

 

夕食に珍しいものが

いつもと同じ夕食。粗末な野菜のスープと炊きたてご飯。

超が付くほどの粗食を実践している私・・・

 

その時、ん!?いつもと違う匂いがする!!

この匂いは何だ!?日本の炊き立てのお米のような蒸せるようなあの香り・・

何これ?

品種名はDINORADO

なんと、山で作っている陸稲なんだって!(本体だけは何度も見た事がある)

へぇ~!!!見ただけで食った事が無かったが、陸稲ってこんな香りがするの??

 

ん~、陸稲の写真探したけど数十万枚の中に埋もれて見つけられなかった・・・また撮ってくる。

これが精米した陸稲よ。サンプルとして農園にやって来た。

 

翌日、マーケットのお米コーナーへ調査に行ってみると、ある!DINORADOが!!

香り米だ!

なんと、今まで何度も目にしていた山で植えられている陸稲ってのは、実は香り米なのだった(爆)

どうりで香るはずだ。

 

知らなかった~、もうちょっと早く知れば食も豊かになったのに。

しかし、現地の人はこの香りにあまり関心が無い様子であった。ここまで匂いに反応するのは日本人だからだろうか。

空き地にでも植えてみたい心境だが、水を使わぬため収穫率が非常に低く、もっぱら山岳民の自給用として植えられているだけらしい・・・この籾を水田に植えたらどうなるかは知らない。

けどいつか実験してみたいかな。

 

しかし、毎日香り米を食べ続けてる山の少数民族、なんて豊かな食生活なんだ。

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フィリピン農園だより
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