フィリピンの不思議な霊感治療/顔から小さな生物が出て来る

顔から出て来る生物!?

この地方に伝わる民間療法だそうです。

動画には顔面に痛みを訴える主婦が出てきます。痛みの原因は顔面の中でウジムシが暴れているからなんだそうです。痛みを取り払うにはウジを特殊な方法で取り除く必要があるそうです・・・

その方法というのがこちら・・・・
https://youtu.be/8Z2Ufa1iPUs

日本人的には実に馬鹿らしいとしか言いようがありませんが、まぁ見てください。
現地の人は100人中100人信じています。

動画の見れない方や回線の遅い方もいるでしょうから、一応解説します。

まず、腐った芋の茎と焼けた炭を祈祷師が用意します。

芋の茎を微塵切りにします。

焼けた炭を砕きます。

そしてみじん切りにした芋の茎と焼けた炭と混ぜます。

それを布に包んで患部に当てて10分ほどじっとしていると・・・

顔面に生息しているウジムシが布の中に移動して、痛みの原因が取れるのです。

 

現地には様々な民間療法がありますが、ウジムシは初体験だったので一体どんな凄い物が出て来るのかと期待したのですが、まぁ大体予想したとおりでした・・

芋の茎を腐らせて使うというところが味噌で、フィリピンには日本にはいない無数の虫がいますから、どのような物にでも虫は卵を産み付けるのです。バナナの皮を地面に捨てれば数十分後には沢山の子バエが集って来るくらいですから。

そして、あんな小さな体のウジですから、カーブの付いた包丁で適当に微塵切りにした所で1匹や2匹は必ず余ります。(動画では4、5匹出てきたようですが)

まぁそんな事はどうでもいいんです。

大事なのは患者が治ったかどうかという事ですからね。

 

 

先進国から見ればインチキ臭い行為に見えますが、実際にはこれで多くの人が救われています。

大分昔の話ですが、内臓を引っ張り出して治療するフィリピンの霊感治療が日本でも話題になった事があります。

真に受けている人は少なかったと思いますが、あぁいったインパクトのある治療ほど患者の信頼度は高いと思います。

医療の乏しいジャングルの中で病に苦しむ患者を痛みから解放するには、嘘でも患者を信じさせるしか方法が無いのです。そうしないと劣悪な環境で生きている病人に安らぎはありません。

祈祷師たちは知恵を絞って善意のトリックを編み出して来たのです。

 

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フィリピン農園だより
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