ここが庶民の胃袋を満たすパブリックマーケット。
危険だし、スリもいるし、テロの危険もあるし、インチキ商品盛り沢山なんだけど、ついつい行ってしまうちょっぴり危険で中毒性のある公共市場。ちょっぴりじゃないか。
(実際はマーケットの中より周辺が危ないので注意ね)
ホントは市場へカメラを持ち込むと瞬時に噂が広がるんで好ましくないんだけど、カメラを布で覆って目立たないように撮影してみたりした。
ミンダナオのド田舎だけどなかなか広いよ。雰囲気だけでもどーぞ。
給食の備蓄用に干し魚を購入した。
40ペソ/kg・・・こりゃ安すぎるな、大丈夫かな!?(笑)平均100ペソくらい。
こちらは品数が充実した干し魚の問屋さん。
1店舗50種類くらい扱ってる。
干し魚類は海辺よりむしろ山間部のほうが入手しやすく種類も豊富である。日本も山でしか入手できない海の魚があったりするよね。
山だからといって生魚が少ない訳でもない。
流通がそこそこの現代では、まぁまぁの鮮度で手に入る。
刺身は危険が伴うが(笑)
香木とかハーブやらを売ってる店。
我々は理解できない儀式に使うもの。
おそらくコレで狂犬病も治る!(爆)
トマトがシーズンみたいでどこでも売ってる。
12ペソ/kg・・・
怪しげな丸い円盤
ほうきが売れないほうき売りのモスレムが路上で佇んでいた・・
米屋さん。標準米で35ペソ/kgくらいか。
ちなみに卸価格だが、最近卸したまぁまぁの籾で16ペソ/kgだった。店頭価格だと精米を経て40ペソ/kgくらいになるのだろう。
ダメージを受けた籾なんかだと、買い叩かれて13ペソ/kgくらいになる。こういった低級米として33ペソ/kgくらいで売られるのだろう。
ちなみに、籾→白米、時のいんちき精米業者の歩留まりは50%くらい。60キロの籾を精米までしたら半分くらいになる。
つまり、どっちの米も流通過程で2割くらい上乗せされて行く計算だね。業者の使う精米機はいいヤツだから、もうちょっと歩留まりが良いのかもしれないが詳しくは不明。
それと別に糠が彼らのプラスになるって感じだろう。
この糠(オパ)の収入ってのが意外と大きいかも知れない。糠はマーケットで5ペソ/1kgで取引されている。
水田の老婆への貢ぎ物
モスレムのおばさんへタバコの葉を上納した。
一枚5ペソ
おばさんは早速、タバコを新聞紙でくるくる巻いて吸い始めた。
お腹のきんちゃくはタバコ入れ。
タバコを持ってると、親戚や近所の人がタバコをくれと寄って来るのだそうで、そういう人への見せタバコとして、少量のタバコをここに入れておくんだそう。
知人がタバコをくれと言ってきたら「ワシのタバコはこれだけしか残ってないんじゃ・・」って、袋の中身を見せるんだそうだ(笑)
タバコを吸うおばさんはとても幸せそう。
私が「オバサン、ハッピーかい?」と、問いかけると・・・
「米食ってタバコを吸えれば最高のハッピーだよ」と、しわくちゃの顔で微笑みながら答えた。