採油機のつづきのつづきのつづきのつづき
フィリピンローカル品のグラインダー(ロータス)が一ヶ月で木っ端微塵に。ガラガラとすげー音がして、中の冷却羽根?が四方八方に飛び出してビックリした。
大手のデパートとか、割とマトモな店で売ってるメーカーなんだけど、基本は駄目だね。(フィリピン大手ロビンソンデパートのハードウェアショップで買ったもの)
驚くべき事にブラシを一回も交換する機会も無く臨終した。本品にはご丁寧に交換ブラシまで梱包されていたが、一体それを何に使えって言うんだろう。2本あるから鼻の穴にでも突っ込めって事だろうか。
幾らフィリピンの物が安いって言っても、これで日本円で6千円もするんだから結構な物価だよね。ホント現地製?に付き合ってたら金が幾らあっても足りない。まぁ買う馬鹿が悪いのだけど。
最近になって壊れたマキタのグラインダーが農機具と共に転がっているんだけど、フィリピン人が毎日使って10年以上持ったそうだから日本製品の耐久性は半端じゃない。(それでも多分修理が可能だから凄い)
今度はいくら後ろ髪引かれようとも、現地製の電動工具には絶対手を出さない・・・
さて、昔日本から持って来た100Vのグラインダーを取り出して作業開始だぁ!
と思ったら、いきなり200Vに刺して回してしまったぁ!!(爆)今日はダブル役満かぁ!クソー!と、落胆しながら100Vへ刺し直すと生きていた、神! 20年前にホームセンターで2980円で買った安物なのに流石だ。日本製は裏切らない(モーター物はすぐ抜けば意外と大丈夫)
しかし、考え事をしながらコンセントに触ると高確率で刺し間違えるね。プラグに「100V」って大きな字で書いてあるのに200Vへ刺すんだから、フィリピン人の仕事があーだこーだ言える資格は無い。
これは余った材料を使ってオイルを誘導する皿を作っているところ。
継ぎ目は綺麗に・・・
簡単セット出きるよう、シリンダーを安定させるガイドを四方に取り付けて最終的にこの形に。
搾油機試作β版の完成。
さて、早速テスト。
機械にセットして・・・
ハンドルを引っ張ると・・・
しっとりとした油が流れ落ちてくる♪
よく出るわ
1時間一生懸命絞ると、カラアゲが出来そうなくらい、なんと(1リットルも?)たまった。
左のオレンジの果実が右のコップの量になる。小さい秤が無いので細かい量は分からなかったが、絞る前から見て10~15%の重量なんじゃなかろうか。
1kgが100ccくらいか?・・・だとすると果実を問屋に卸した時と勘定は変わらない計算。(得にはならない)
しかし、これだけだとすると、本来含まれている油分量から考えれば効率悪いね。(絞る果実の量を極端に減らせば一回辺りの搾油量は増えるが、今度は時間の方が無駄になる)
しかし、絞った残りはそのまま燃料に使えるので、少なくとも自給する分には無駄になる事は無いと思う。
水分を飛ばすのと酸化を防ぐために茹でている所。
なんか、すっごい良さげなものが出来ましたよ。
無駄の多い絞りかすは、そのまんま乾かして台所で煮炊きに使う。ウチは未だにガスは使わない方針なので。これでOK。
中の種はナッツなので、炒めれば食べる事も可能。私は食べないが、豚は喜んでガリガリ喰ってる。
自家搾油の油で今日のオカズを作ろう
(台所は電気が無いので暗いですw)
まずはフライパンにオイルを注いで・・・
バナナを入れて・・・
フィリピン名物の揚げバナナが出来た
美味しそうでしょう?
うまいッ!!!なんて香ばしくてうまいんだ!!
これ大成功じゃない?
魚を揚げてみた・・・
これも美味。
ガチョウ料理に使ってみた。
おぉ、これもうまい!
卵を焼いてみた。
味は?
相手が卵とかだと、少し癖が出る。
精製されて無い分オイルの癖がでるみたい。と言っても、知らずに出されたらこんなもんかと思うくらいのレベルだが。
菓子類は美味しかった。揚げ魚もOK。ガチョウもうまい。卵のようなほのかな風味の調理には量を考えて使う必要がある。
次回は改良編です♪
どっちにしても、このままじゃ女や子どもが搾油し難い。
(重すぎて)シリンダーを軽量化します。作業性と搾油量が同時にアップすればいいけどな。
一日一語、覚えやすい現地語講座
「バカル」 (馬鹿る) = 「買う」
例 : バカル ティナパイ = お菓子を買う