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中国製エンジンの寿命は2年だった/白アリと暮らす人々

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コーンは100%完了。今回のが実ったら新規は無し。

米は3期作の水田は全て籾撒き完了。
2期作の水田は4月に田植え予定。

椰子はまたーり進行って感じ。
贅沢は出来ないが辛うじて喰うには困らないって感じで生きてる。

 

オヤジさんが営む請負農業は相変わらず忙しそう。
請負農業とは、農家に人材と機械を派遣して作業させる人材派遣のようなものだ。

お互いの領域にはタッチしないのが暗黙のルールなので、彼の所得は知らないが、想像では田舎の平均所得の2、3倍くらいじゃないかな。(と言っても平均自体が低い訳だが)

お金が貯まったらエンジンや機材を購入するというサイクルを、20年近く繰り返している。元は教師だったのだが、あまりの給料の安さに嫌気が差し、自分で農機具を作って請負農業を始めたのが最初のようだ。

なにしろ巨大な農業地帯のど真ん中で、機械化が進んでいない事もあり、エンジン一台の需要は限りなく多いらしい。

 

こういう仕事は機材はもとより安定した人材確保も重要なんだろうが、彼に派遣される農夫さんに、教え子とかが混ざってるのが、彼のビジネスの味噌なんだろうね。

彼も贅沢は出来ないが喰うには困らないって感じで生きてる。

しかし、クボタエンジンはいいよね。小ビジネスの優等生だ。フィリピンは農業国で需要が多いし、オートバイや乗用車と違ってエンジンの構造が簡単で丈夫だから人に貸すビジネスにも向いてる。誰が使っても壊れない。

 

このエンジンは汎用性が非常に高く、脱穀機やトラクターはもちろん、ポンプを付けたり、運搬車にしたりその運搬車をジープ代わりにして金を取ったり、用途は幾らでもある。(町じゃ無理だと思うが)

 

ミンダナオの農業が先進国並みに発展する見込みはおそらく無い。今後もクボタエンジンは、ミンダナオの明るい農村の主役であり続けるだろう。

 

2年?ほど前にレポートした、中国製のNEWカマエンジン10HP!!はご臨終されました。合掌。
(元は取ったそうです)

After

 

Before
上記の実物

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白アリと暮らす

ここはとある農家の玄関先、と言うか部屋の中だ。

この巨大な物体なんだと思う?
何回か農園にも登場したんだけど。

はい、アリ塚です。多分(笑)
多分って言うのは、ここの主が、「中には住人が住んでいる」 と、強く主張しているから。

 

もしかすると大きさからして入ってる可能性も無いとは言えないでしょ?(笑)

 

このお菓子はお供え物らしい・・・

現地人のアリ塚信仰は根強くて、どう考えても家に巣くう害虫とかしか考えられないアリの住処を、誰もが妖精の住処だと信じて疑わない。

だからアリ塚がどんどん巨大になって家を飲み込んで座る場所が無くなっても困るどころか喜んでる。
(大きくなると5mに達するものもあるらしい)

 

まぁかなり馬鹿らしい話に思えるけど、本来宗教ってのはそういうモノなんだろう。

農園にもアリ塚が出来て鬱陶しいのだが、そういう訳で過剰な反応は控えている。

この辺はイロカノ民族の居住区だが、彼らは水田やビジネスの運営が実にうまい。これだけ広大な水田郡を、多くの農民達が滞りなく運営してるのは凄いことだと思う。

他の地区は荒れた水田を貧しい農民が耕してるイメージもあるけどね。この辺は違う感じよ。

穂の大きさも違って見えるから不思議・・・

ここは外部から隔離されたような感じで、昔の文化や風潮を保った村だから、もしかしたら真面目な農耕民族であるフィリピン人の真の姿を私たちが目にしただけなのかもしれない。

町でブラブラしてる怠け者のフィリピン人に鍬を持たせたら、もしかしたら水を得た魚のように勤勉になるかもよ。そりゃないか。

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フィリピン農園だより
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