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いい加減すぎるフィリピンの自動車整備士【リアブレーキオーバーホール】

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ホンマよく降る・・・

最近車がよく壊れる

数日前、悪路を走ってる途中、一瞬タイヤがロックした様な気がした。一瞬だったので原因不明。その後はなぜか普通に走る。石ころの多い場所だったので、ダブルタイヤに石が噛んだ感触にも思えた。

今日になって、なんと、路面にスリップサインを残しながらいきなり勝手に急ブレーキ。これはびっくり・・

外に出てホイールを触ると凄く熱い!、こりゃブレーキだ!

その場で分解しようかどうしようか悩んだが、ふと道路の反対側を見るとピットを構えた修理屋らしき店がある。これは丁度いい。店の前に男がいたので、ブレーキの修理は可能か?と聞くとOKだという。

車の往来が少なくなったのを見計らってピットインした。

修理屋は一通りの装備や工具はあったが、客はいなかった。

ピットに止めると早速ガレージジャッキを差込んでギコギコ車を上げる整備士。手際よくブレーキまでたどり着き、ドラムを外し、中のスプリングをポンポン外し始める。

おいおい、そんなにポンポン外して後で組み立ては大丈夫か?とそのとき一瞬思ったが、あそこまで堂々と外すのだからきっとベテランなのだろう。

中を開けて見ると、なんと、ブレーキライニングがぺロッと丸ごと剥がれているではないか!

この剥がれたカスが何かの拍子に引っかかって突然タイヤがロックしていたのだ。

でも良かった・・・この前日本から買って来て交換したシリンダーキットの方はスムースに動いてる。ライニングだけ買い換えればOKだ。

早速、部品を買いに近所の部品屋さんを訪ねたが、同じ型式の部品は無し。仕方が無いので、張替え屋さんを探してブレーキのリサイクルをしてもらう事にした。こちらにはボンディング屋さんという張替え屋さんがあり、ちびたブレーキやクラッチを持ち込むと新品のライニングと張替えて再生してくれる。なかなかエコなショップである。

張替えは1個150ペソ。二個で300ペソ。

 

張替えと乾燥に要した時間は1時間ほど。
張替えたブレーキを持って修理屋さんに戻る。

ブレーキを整備士に渡すと、早速装着を始めたのだった・・・・

しかし・・チッ、チッ、チッ、チッ(時計の音)

問題のスプリングの装着に差し掛かったところ、なんとなく整備士の挙動がおかしい(爆)

彼の頭の上に?マークが突っ立っている!

デタ!!

 

この人組み方を知らないんだ!
この車の後ろブレーキはパズルの様になってて、ちゃんと覚えておかないと戻せないのだ。以前自分が修理した時は復元前の写真を何枚か撮っておいたので問題なかったが・・・

こりゃ、もしかしたら私より素人かもしれん・・と思ったので「自分でするから私に工具貸してくれ」と言ったのだが、なぜか車に触る事を拒否する。

自宅に車を持って帰りたくなったが、コレじゃ持って帰れないし、仕方がないので応急的にでもいいから直させるしかない・・・

 

整備士?(いや、ただの男)は、あーでもない、こーでもないと1時間くらい悩みながら、ふと私が目を離した隙に修理を終えたのだった。

これは怪しいぞ!と思い、「ちょっと待った!!」と言って一度閉めかけたドラムを外させると、・・なんと、バネを掛けずに閉めてる!! いやー出た究極のフィリピンスタイル!

 

「反対側のタイヤを参考にして組見立ててくれ」というと、ゲンが悪そうな顔をして、嫌々反対側のタイヤを外す男・・・(自分の頭をスパナでぶち叩きたくなるが我慢)

しかし、お手本があってもなかなか組み立てられない人なのだった(というか、あれだけ言ってもお手本を見ようとしない)

 

これは駄目だと思い、「私が直す」と強く言ったが、分料金を払わないと思っているのか受け付けない。頑固な男だ。かといってフィリピンではこれ以上煩く言えない (逃げ場を塞ぐと切れる事があるから)

しばらくするといかにも頼りなさそうな助っ人が来て、あーでもないこーでも無いと役に立たない助言をする。助っ人も大適当な男で、大きいスプリングの箇所に小さなスプリングをはめようとする。

「あんたそれは大きさが違うんじゃない?」と私が言うと、 外見がふた周りも違うスプリング同士を比べて、男は、「いや絶対間違いない。この二つは同じ大きさなんだ!」と主張する。どうすりゃイーノ?

あまりにも馬鹿なので、反対側の構造をカメラで撮って見せながら作業して貰った。
(あまりカメラとかは出したくなかったがな仕方ない)

これがその時の写真。分かり易いでしょう?

それから、何とかブレーキ部分は組み終えたものの、今度は泥が付いたベアリングをそのまま組みつけようとする整備士。おいおい、砂が入るだろう!
(タイヤ外す時にベアリングを床に落とすし・・全く)

 

「ガソリンタンクの軽油を抜いてベアリングを洗ってくれ」・・とお願いして洗ってもらったが・・・

今度は泥の上に落ちていた雑巾でベアリングを拭くし!! 話にならない。
(雑巾には古いグリスがべっちょり → 土の上に置くと砂が付着 → それで精密機器を拭く)

もういいや、好きにしてくれって感じ(爆)

これは見学する為だけの為に外した反対側のベアリング。ほら、普通に作業しても既に土を付けてる。(肝心なところでピンボケだが)

どうでもいいけど、タイヤを回すとじゃりじゃり音がするが(爆)、それでもしっかり500ペソ取られた。

 

ってか、基本的に日本人はこういう作業を見てちゃ駄目だね。ストレスが溜まるだけだ。
あれは見なきゃ見ないで、フィリピンの車ってのは問題なく動いてるんだから。ほっとくのがいいのかもしれない。

(ホンマかw)

コーンを食べる猫2

猫って割とコーンが好きみたいです。

黒猫って顔が分かり難いよね。

 

 

登る女

 

 

ユーチューブコーナ~

割と不評なユーチューブのコーナーです。

※動画は削除されました

 

 

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