農園給食は今日も大賑わい。
給食始めたのはここ二年くらい。
始めは収穫の時などに調理していた賄いが発端だが、その後グレードアップして何か手伝えば誰でも参加できるようにした。
希望者は弁当として持ち出しもOK。
肉の量は農園の景気と連動してて財政状態が良ければその分還元する。悪ければ肉が無しとか(笑)
保護者の方ぁ~!!飯の食べ過ぎで子どもが吐いていますよ!(本当です)
食べたらよく洗ってください。
野性の子猫をもらってきた。
この黒猫の親族ね。
ネズミを良く取る遺伝子が組み込まれている猫の一族なので、ネズミで大変お困りのご家庭に差し上げることにしたのだ。
野生に近い環境のネコってのは、成ネコまで育つ確率が非常に低い・・・ネズミのとれる猫は貴重な存在である。
前々回見かけた子猫は4匹全てが数ヶ月以内に死亡、その次に生まれた今回の子猫も4匹中3匹が既に死亡していた。そこへ丁度私が行って、辛うじて生きていた最後の一匹を引き取って帰った。
モスレムの住居の一角に昔からこの猫たちは住んでいるが、住民から特別エサを貰うことも無く人になつくことも無い。手を出せば容赦なく噛み付く。
周辺が全て田んぼで雨宿りできないので、屋根を借りるためだけに住んでいるって感じだ。彼らは普段田んぼの小動物を捕獲して生きている。
この子猫が生き残った最後の一匹。
非常に凶暴で、人が近づくとシャーシャーと威嚇して爪を出す。とても赤ちゃん子猫とは思えない。
寂しそうに見送る母猫
ホントはもう少し母親が見るべき年齢なのだろうが、あの調子だと一週間も命は持たないだろう。この村の人にエサを預けて与えて貰うってのも100%無理だろうし・・
(自分達で食べちゃう)
駄目もとで持って帰って飼うのがベターだ・・
と言うわけで・・自宅のダンボールの中なのだが、ずーっとつめ出して毛を逆立てて怒ってる。
離れても目で追ってくるのだ・・・
こんな感じで・・・
このネコが果たしてエサを口にするのか不安だったが、やはり空腹は我慢できないみたいで、えさをあげるとウーウー怒りながら食べた・・・
それから数日が過ぎ・・・
母親がいなくて果たして立派なネコになれるのだろうかと心配していると・・・
なんと・・
あのコブラを食べた三毛猫が母親代わりに面倒を見ていた(爆)
やさしくじゃれ合い擬似的に乳を吸わせたり、なんとジャンプの仕方とか、生きる為の方法まで教えている。
これは予想外!
連れて来て3日目で親子になってしまった。神!
しかし、相変わらず怒りながらミルクを飲んでいるなぁ。
猫にミルクを与えていると、「なんで猫なんかに高級なミルクを与えるの~、怒」と現地人からひんしゅく。確かに人間の子どもが満足にミルクを飲めない国でおっしゃる通りだ・・・今度から隠れて飲ませる事にする。
ってか、同じ家に子猫と血の繋がる親戚ネコが二匹いる訳だけど、こっちは仲悪いね。
親族なんだけどお互いに野生の血が邪魔して近寄れない。まるで殺し合いになるかのような雰囲気になる・・・・
ネズミを取る天命を背負って派遣されたこの子猫。コブラネコが親代わりに育てるとどうなるのだろう・・
ネズミもコブラも取るハイブリッドネコに育つかもしれない。