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まるで枯葉剤を撒いたように壊滅した水田

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近所に、まるで枯葉剤を撒いたかのように壊滅した水田があった。その水田が収穫を迎える?(マジ?)みたいなのでどんな数字が出たのかチスミスで聞いてみた。

こんなのあり得る??

まず、一番最初に田植えをして、間もなく、タニシ被害に遭ったそうだ。そこでもう一回耕運機掛けなおして田植えのやり直しをしたそうだ。(もう、この時点で赤字が見えてる・・植え替えは例外なく駄目)

 

そして二度目の種を撒いて芽が出て、今度はキチンとタニシの防除をしたらしい。

もう、コレで大丈夫だろう・・・と気を緩めたのが災い・・・そこに蛾の大群が来てしまったそうだ。蛾の威力は凄まじく、半数の稲は食われてしまう・・・(ここで完全に赤字)

 

でも、まだこの時点では全滅ではないので、食べる程度の稲は残っていたっぽい・・・

残りの稲に希望を託し、それから高額な肥料をまいて除草もしたそうだ。

 

それから月日は経ち・・・・念願の穂が出始めたぞ~!!

って所へ、恐怖の満月がやってきたのだった。カメムシの大群を引き連れて。

タイミングが悪かったんだろうね。カメムシはなぜか満月に出るんだよ・・・

カメムシは喜んで防除の無いこの水田を超ウルトラ集中攻撃。あっという間に残りの稲も喰われてしまった、ハイオシマイ・・・

最初の時点で判断誤ったね。大体田植えってのは地域同時に行っているから、時間がずれると害虫から狙われやすくなったりする。(それが原因かは分からないが・・)

すごかったわ、家の近くなので車窓から何気なく見ていたんだけど、あれよあれよという間に、枯葉剤を撒いたみたいに変化していった。

おそろしいよ、熱帯の蛾とカメムシとタニシ・・・・

 

結局、耕運機費用5000ペソ×2回
種2000ペソ×2回
カラバウ、タニシ防除、食事代などをそれぞれ二回づつ使った挙句、収穫したもみからなけなしの手数料を取られて、残ったもみは僅かに4俵だったらしい・・・

普通なら50~60俵取れてもおかしくない面積である。
(人に聞いた話なのでテキトーだと思うが)

2万ペソ?いや、それ以上だろうの費用をかけて、取れたのが僅か約3000ペソの収穫。

2万ペソっていうと、その辺の人の二か月?三か月?分の給料だよ。どうするんだろうか、ココの人は。

(実は超リッチだったりして)

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今日の農園給食

うわ、ビックリした。こんな所にジェニスちゃんがいる。

 

ジェニスちゃん今昔。

 

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フィリピン農園だより
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