SPONSORED LINK

レストランの可愛い店員さんが何年経っても歳を取らない理由が衝撃だった/農薬の話/コーヒーのその後

SPONSORED LINK

ここは私が山の農園へ出張するときに必ず立ち寄る可愛い女の子がご飯をついでくれるレストラン。

この子が何年経っても可愛いので、一体この子達は仙人なのか魔物なのかと思っていたら・・・・

 

なんと彼女らは10人くらいの姉妹で、成長した順番に店に出ていたのだった。顔が同じだから何年経っても同じ女の子が働いているように見えたのだった(爆)

ホント、冗談みたいな話でしょ。

 

山の畑は涙がでそうなくらい草にまみれていた・・・

当初は植えた木の周りをこの前みたいに抜いて除草しようって思ったんだけど、もう無理。一千万本くらい生えた引っ付き虫がTシャツだけじゃなく、皮膚にまで突き刺さる。

 

 

これは除草剤撒くしかなさそうだが、今日は最初から人力で行く予定だったんで鎌しか持って来てないんだよ(爆)

これね。個人用に新調したカマ。

もう人力で除去できないレベルまで生えまくった草を見て呆然としていると、近所にいた農夫さんが「これを売ってやろう」と持って来た。これ幾らなの?

なに2000ペソ!?高けぇ~~!

これは・・・・有名なM社の「R除草剤」だ!そんなに高いのコレ!?
(うちは後発品ばっかで「R除草剤」使わないから値段を知らなかった)

そーか、コーン農家だからオリジナルの「R除草剤」を持ってるんだな。M社の遺伝子組み換えコーンに無くてはならないM社の「R除草剤」・・・

しかし、後発品なんて1000ペソ足らずで手に入るはずなのになんで倍近い金額なのよ?って聞くと、彼らは問屋から借金で「R除草剤」を購入しており、金利手数料がプラスされているそう。問屋はこのブランドしか扱ってないのだそうな。

 

「R除草剤」の借金は、収穫時払いで金利含めて返済する仕組みらしいが、作物の卸ルートを乗っ取る問屋からすれば回収は難しくないのだろう。多くの農民が問屋の融資を使い馬鹿高い「R除草剤」に馬鹿高い金利をかけて購入しているのだった。

「分かった。買います買いますよ。言い値で」
(店まで戻る時間とガソリン代が勿体無いので買うことにしよう・・・)

 

SPONSORED LINK

遺伝子コーンの「種子」と「R除草剤」と企業の関係

しかし、あれだ。ボケ老人の様に同じ事を愚痴って悪いけど、せっかく良い気候、良い土壌が備わって作物作る環境に恵まれているのに、肝心の流通と農業の必需品をガッチリ固められて身動き取れない農家ばかりだ。貧しい農家の納屋には、貧乏な納屋とは不釣合いな高額な遺伝子コーンの「種子」と「R除草剤」が、ガッツリ積まれ、その1袋7000ペソもする種の横で、お腹の減った子どもが1ペソの飴玉も買えずに泣いている。

農村を豊かにするはずの遺伝子コーンで貧乏になってゆく農家ばかりが目に付く。高価な遺伝子コーンの種は、M社の除草剤をセットで購入しなければ意味が無く、おまけに実った野菜は遺伝子的に種にする事が出来ないようになってるものだから自給も出来ない。種は必ず企業から買わねばならないのだ。

大量に植えられた遺伝子コーンは、既存のコーンと高配を繰り返し、遺伝子コーンの遺伝子を組み込まれたゾンビとなって多くの既存種を侵食していく。農家がかつて植えていた原種のコーンは駆逐され、もう物理的に後戻りの出来ない状態になっている。

農家は仕方なく借金を繰り返し、高価な遺伝子コーンの種とM社の除草剤を買って育て続ける。苦労して育てても災害一発で利益が吹き飛ぶこともある。借金だけがは延々増え続けるばかり。

コーンの依存度が高くなる高地ほど自転車操業で苦しむ農家は多くなる・・・

 

前々から結構な規模のコーン農家がどこもかしこも自転車操業なんで、いくらフィリピン人でも(失礼)オカシイと思ってたんだよ。その前にフィリピンで借金が成り立ってる事実にも驚くだろうが・・・

植えて自分自身で体感した時分かったんだ。企業や問屋に仕組まれた搾取の構造が。

資本主義の枠組みの中で見ればこれらの企業のやっている事はごく当たり前の事だろう。遺伝子作物に切り替えるメリットも多く、作業性の良さや害虫に対する抵抗性も上がり生産性も確かに上がる。会社側から見ても食糧問題を解決する魔法の種と薬を与えた立場だろう。

ただ、本来その恩恵を真っ先に受けるべき末端の農家ほど恩恵にあずかれて無い気がするし、人間の生命を支える穀物と農薬の関係を、農民がコントロール出来ない次元で一企業が遺伝子制御してしまうのは間違ってる気がする。これじゃ貧しい農民だけじゃない、世界中の人が自分の手で作物を作ることが出来なくなる。

自分は環境活動家じゃないし農業素人なんでとやかく言う気も無いんだけど、明らかに不自然な食の支配を感じてる。種と農薬だけで国の食を脅かす事だって出来るんだから、当たらないミサイルより余程恐ろしい。

この種と農薬の開発をしたのは戦争で使われた枯葉剤を開発したメーカーだ。元軍事関連だからといって色眼鏡で見る気は無いが、やる事が戦略的に思えて仕方ない。

 

山の夕食

日本からおろし金を持っていったのだ。
このおろし金は、なんと貧乏学生時代から使っている大変耐久性に優れた歴史あるおろし金だ。

 

奇妙な形のココナッツを見つけたので意味も無く摺ってみた。

楕円形の手のひらサイズのココナッツ

おー、何となく癖になりそうな食感。健康的なおやつとしていいんじゃない?

 

 

おもむろに大根を摺ってみた。

おーうまい。でもシルバースワンの醤油がなんか臭い・・やはりキッコーマンで無ければ・・・出来ればカツヲ節も欲しい・・・

 

コーヒー栽培のその後

とりあえず、不定期ではあるがカマで刈って除草してる。除草剤使うの勿体無いし、付着すると枯れてしまうかもしれないので無難にいく。

部分的にではあるが、マトモに育っているのもある。

自分は見ていないんだけど、花を付けているものもあったそうな・・・

SPONSORED LINK
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
Self-sufficient-Philippines
フィリピン農園だより
タイトルとURLをコピーしました