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ノーパンクタイヤ、パンクしない鉄のタイヤを作るプロジェクト【その1】

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今日は荷車で悩んでいる。
椰子の実を集める牛車に付いてるタイヤが悩みの種なのだ。

変えても変えてもパンクして駄目になるタイヤ・・・

このタイヤを新調したのは昨年の中ごろかな、日本の中古品で一個1700ペソ9部山で非常に程度の良いものだった。

これを二本で3400ペソ。それにチューブが400ペソ。
(下手すりゃ日本より高い)

安いタイヤなら数百ペソで売っているが、フィリピンで使いまくった中古なので悲惨な上持ちも悪い、どうせ買うなら良いものをと思って高額な日本良品を購入して牛車に装着した。

 

それから、そのタイヤを購入するのと同時にパンク修理セットも設置した。パンク修理費用がバカにならないので、牛車の管理人に自ら修理させる目論見だ。パンク修理なんて現地で誰でもやってるから何とかなるでしょう?そのくらい・・・

と思ったが甘かった、余計傷口を広げただけだった(爆)

 

その辺の少年(少年は大体素行が悪い)が修理中のタイヤの中に隙を見てゴミや釘を入れたりして(マジ)、そのまま大人が組み込んだりして、壊す原因を作っていた。冗談抜きで中からゴミと数本の釘がワラワラと出てきた。あなた方のガキの仕業なんだろうから、そんな事大人なら気づけよ・・・一体幾らの損失を出したと思ってるんだ・・・

 

極めつけは、渡した工具を使わず、なんと、草刈カマでタイヤをこじ開けようとする。もう、中のワイヤーが露出して真新しかったタイヤに致命的なとどめを刺した。

もう、何を言っても無駄っつーか、そういう例えを牛に経文とか言うけれども、牛と牛を使う人間の両方とも経文を受け付けないからどうしようもない。

(ちょっと大袈裟に言ってますが、普通の日常で深刻な問題ではありませんw)

とりあえず、何を言っても無意味なのでカマでズタボロにされたタイヤを自宅に持ち帰りしげしげと眺める・・・

そうだ!!

タイヤって別にゴムじゃなくてもいいんじゃん?

 

タイヤを鋼鉄にすればいい?

早速、誰にでも分かるインチキ図面を3分26秒で完成させた。

寸法なんてものは無い。どうせその通りに出来ないから。

どう!?

鉄でタイヤを作ればパンク出来まい(爆)
ガキが千枚通し刺そうが燃やそうが、痛くもかゆくも無い! ざまーみー!!

 

もう完成する前から勝ち誇った気分だ。なんて清清しいん気分なんだろう!

 

早速資材屋さんへ材料を買いに行こう。

買ったのは、建築用の鉄筋と、厚めのL型アングル。L型アングルは接地面に溶接して接地面積を増やす。

それと、中古の鉄チンホイールも2個。全部で3千ペソだ。この時点でタイヤの購入代より安いぞ~♪

強度とかは全く計算していない。な~んとなく持ちそうなイメージでこしらえるしかない。

泥の上しか走らないんだからゴムもヘチマも無いよね。牛の足が駆動輪なんだから回転すれば何でも良いでしょう?

でも、鉄のタイヤ履いてる牛車なんて一度も見たこと無いから不安が無いとは言えない。フィリピン人はみんな、「こんなもの役にたたないよ」とか、「タイヤの中にゴムを入れた方が早い」とか、好き勝手に言ってるが、試した事ないのに言わないで。

 

しかし、実際に材料を前にして冷静になって考えたら、自分自身バカらしい事やってる気がしないでもない(爆)
まぁ、いいや

 

 

まず、神的なインチキ技で鉄の輪を作る。綺麗でしょ~

こーゆーの作らせたらフィリピン人の右に出るものはいない

溶接作業♪ 付近にうろうろしてるだけで目が痛くなる。もう、私はしばらく溶接遠慮します。

適当に組み立てて行ったら何とか形になってきた・・・いいかも!?

 

なんか芸術的な輝きを放っているぜ!

土の上をおもむろに転がしてみたけど具合は悪くない。

L型アングルと付けて・・・棒を一本足して・・・

納屋に余ってたプライマー(さび止め)をペタペタ塗って・・・

 

はい、完成!!

出来た瞬間、あれほど鉄タイヤの有効性を否定していた農夫さん達が、これはマーケットで売れるぞ!?とか、言い始めた。(売れネェって)

 

ちなみに重量が気になるところだが、私が持ちあげられる程度なので、さほど負荷にはならないと思われる。ゴムのタイヤだって充分重いからね。

贅沢言えば、もっと接地面積が欲しかったが、L型アングルを切るのが結構大変なので、とりあえず今日はここまで。必要なら更に足す・・・

 

さて、お次の収穫で役に立つか、瞬時に壊れるか(爆)土に埋もれるか、動かしてみなければ分からない。結果は後日・・・・

盗まれるってオチは無いだろうな!?w

 

 

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