竹林で困ってる日本人の方も多いんじゃないだろうか?
竹林の拡がる速度は凄まじく、切っても切っても生えてきて、孫の代にはマツタケ山が竹林に変身するほど凄いものらしい。
日本では広がった竹林が近隣に迷惑を掛ける事もザラ。竹の子を見つけた時には既に手遅れで地中には無数の根が張り巡らされ、仮に住宅街にでも進入させたら責任問題に発展する事もある。畳を突き破って竹の子が出てくる話もよく聞く。
観賞用に植えてしまった竹が竹林化して手が付けられなくなるケースも多いらしい。
私たちも今になって竹林の脅威を知った・・・
農園にも日本のとは形が違うのだが、鬱陶しい竹林がある。
生え方が日本とは違い、円形状の竹林がコロニー単位であちこちに増殖していく。
範囲は狭いのだが、密度が高くて本数が多く、切っても切っても生えてくる。竹の子はおいしく無いから減らないし、成竹を切ると、まるで行く手を阻むかのように細かい笹がびっしり生えてきて余計始末におえなくなる。
椰子を植えてから7、8年、今まで別段竹林に気を留める事も無かったのだが、最近離れた場所にコロニーが増えている事に気が付いたのだ。
全て切り取って燃やしたはずのコロニーも、数年を経て元の竹林を形成していた。
こりゃ、代変わりする頃になれば畑中が竹林になるんじゃないかと危機感を持ったのがごく最近。
掘って見た訳ではないので確信は無いが、コロニーから遠く離れた場所へ根っこが伸びて行き、そこに新たなコロニーを形成するって感じで徐々に広がってる感じに見える。
水分を好むようで、水の通り道に沿って生えるのが特徴。
竹の品種が違うみたいで日本のように徐々に侵食していく生え方とは違うのだ。
このままじゃ椰子畑が竹林に置き換わってしまう!?
それはマズいって事でネットで色々調べて傷の浅いうちに竹林を退治する事にしたのである。
まず、若いコロニーは何とか伐採した(見かけ上ね)あとは根まで枯らせなければならない訳だ。
情報によると、ラウンドアップなどのグリホ系の薬品を注射器で注入して退治できるらしいが、1本1本に注入する必要があるし、先ほど言ったように竹の密度が高すぎて、中まで入っての作業自体が困難で近くに水源もある。
なにかいい方法はないかとネットを散策していると、竹は塩害に弱いという事を知ったので、早速塩問屋で塩を150kgほど入手。これが多いか少ないか分からないが、他の農作物に塩害が及ばないと思われる範囲内で、モノは試しと撒いてみることにした。
まず刈った所の根っこと、嫌がらせのように1本1本芯の中に塩を投入。
残った強力な母体には、水で溶かした塩を根元に流し込んでやった。これで少しは反省するだろう・・・・
・・・と、作業している時にアクシデント発生!
なんと、私はあり得ない場所で古釘を踏んでしまったのだ。
なぜ!?建築現場でもないこんなところに古釘が!?
誰もが切ることを嫌がる竹林を切ろうとした祟りか!?
いや、そんな事は無い。この迷信をクリアした時に初めて豊作が訪れる・・・・だろうと確信している。竹の周りの作物は養分取られちゃって見事に作物が育たないから。
いたた・・・
大丈夫かな破傷風・・・
作業の様子
労働後の一服はランプタン畑で。
みんなランプタンが大好き!
唇が腫れようが、腹が痛くなろうがお構いなし。
基本的には全ての植物に毒があるんだから食べ過ぎちゃ駄目だよ!って教えても聞く耳なし(常識的なホントですが)
みんな一人で100個くらい食べてる。熟す前で酸っぱいのに。
ドリアンが実ったら一人で10個くらい食べて倒れるんだろうね。
うー実ったヤツから何者かが泥棒してる!誰だよ!
コーンが生えているのが分かると思うが、これはずうずうしくも近隣の住民が勝手に植えたコーン。邪魔で仕方ないが、少なくとも草ボーボーで荒地になるのは防げるので黙って見てる。
山小屋の奇妙な猫
これは煙を好む奇妙な猫。
涙とよだれを垂らしながら、耐えるようにこの位置に居座り続ける。
さて、地上の農園の作業も考えねば。
以前当に掘った水路が豪雨時の水流で捻じ曲げられて、椰子を倒すなどの被害が出てきてる。
少しくらい土木の知識でもあれば良かったのだが、頭悪いからねぇ。水の力を甘く見過ぎていた。