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ミンダナオの長雨で家から出られない / 回線止められた / 誰もかれもが殺気立っている

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■長雨で家から出られない

雨季なんだろうね。雨ばかり。農園の水路が決壊しそうだが、見たくないものは見ない法則を発動してる。

うちは山岳地帯の麓にあるので元々雨は降りやすい所だ。

ミンダナオの山には治水というものが殆どないので、水は行きたい所へ流れて行く。だから山の麓の村々には通常100メートルに一本位小川が流れているものである。

うちの農園の近所もそういう小川が流れていて、農園へ行く(農園から出る)には3本の小川を通らなければいけない。

今はその小川が雨季で禿げしく増水しており、水位が多いときで1mくらいある。濁流化していれば渡ることは出来ないし、泳げば大河まで流されてしまう。

住民はそこを通らなければ市場にも行けないし、子どもは学校にも行けない。陸送のトラックだってそうだ。

だから雨の降った時は学校を休み、トラックは濁流が収まるまで小川の前で一昼夜を過ごすこともある。

日本から考えればマジかって感じだが、山の麓の村々は昔から代々それが普通である。川を越して町へ行く。行けなければ諦める。

そういう大変な場所ほど実は農作物にして見れば好立地で、これだけ不便だと思われるうちの農地の周りにもスミフルを初め沢山の大手の農園が
あるという。

水を大変だと思うのは日本人だけで、水は作物を潤す源であり、その人間だって水なしでは生きてゆけない。

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■今は水が豊富

井戸はあるのだが、こうやって屋根から滴り落ちた雨水を貯めて生活用水に使ってる。

洗濯、シャワー、荒い水はこれで賄える。

飲用出来ない事もないのだが、最近ネズミが運動会をしているのを発見したので糞が沢山あるだろう。積極的には飲めない状態。

降り始めの水はサルモネラ菌がいっぱい♪

■回線止められていた

ネットの支払い催促の通知が来たので、支払いをしようと思ったが支払い方法についての説明がない。

カスタマーサービスに電話をかけて振込先を聞き、町の銀行まで這って行って振り込んだのだった。

しかし翌日になっても翌々日になっても回線が不通のまま。

もう一度カスタマーに電話をかけて対処を聞いたが何故か原因が分からず、受付の人間を30人くらいたらいまわしにされて、やっとわかりかけた原因は、どうやら向こうが振込先を誤って伝えてきたらしいこと・・・

振り込んだお金が宙に浮いているらしかっ・・・

 

電話では不可能っぽいので仕方なく町にある直営店のオフィスに行って説明して宙に浮いた口座の金を正常に処理してもらった。

しかし解決するかと思ったがすぐには解決せず、開通するまでざっと10日。

なんとか繋がってホッとしているが、今回のミスに対する謝罪もなければ返金なんかもある訳もない。

幾度に渡る交通費の無駄と多大なストレス半端ない・・

私の場合は非正規の方法で敷いたので、トラブルが起きると説明が難しい・・・

 

 

フィリピンの利用料金や公共料金の支払いは日本の様に簡単ではない。

各種支払いや公共料金の支払い、そしてローンの支払いまで窓口で払うのが一般的だ。山岳地域に住む住民なんかは国からの補助が出ているが、その僅かな補助金を受け取るために、数時間かけて
街へ出て銀行の窓口に5時間くらい並んでスズメの涙ほどのお金をゲットする。

私らの支払いも似た様なもの。

毎月多大な時間を浪費して窓口までローンの支払いに行ってる。

■なんかみんな殺気立ってる

あちこちで軍の人たちを見掛けるが、彼らも殺気立っているのだろう・・・

一昨日銀行へ行くときに衝撃の現場を見た。
(と言っても大したことではないのだが)

軍の集団と一人のトライシクルドライバーが口論している現場に出くわしたのだが、何を思ったか軍服の男がいきなり無抵抗のドライバーに飛び蹴りをくらわした、マジ

ドライバーは抵抗する余地もなく、そのまま逃げるように近くの警察署へ走っていった・・・

でも多分相手にはされないだろうが・・

そこで追い打ちを掛けられる可能性さえある。

(警察に動いて貰うには金がいる)

 

ちょっと前まで聞こえていた航空機の飛行音や空爆らしき爆音は今のところ聞こえない。しかし先日は山手の方の戦闘とは関係ないところで小銃の連射音が聞こえた。

珍しいものでもないんだけど、頻繁に聞くものでもないから違和感ある。

戦闘が呼び水になって世の中が暴力的になっている気がするな・・

私の安全面にいろいろご心配頂き有難うございます。

一時期より活動範囲をかなり狭めているので目立たないと思う。

今の生活は娯楽、外食、買い物まで制限して集落の中だけで自給している。

問題があるとすればビザの更新や各種料金の支払いだ。これは面倒。

集落内に過激派はいないので、極端な事件はない。しかし異文化の私たちを巻き込むフィリピン的な恨みや嫉妬、村社会的な慣習が引き起こすトラブル等は避けられない。

命を失う程ではないけれど、巻き込まれれば村〇分になって村から追い出される。

私が日ごろから気を付けている事は、住民の恨みを買わない。過剰に焼きもちを焼かせない。物は平等に配る。(と言っても髪の毛ボーボーのオバサンには冷たくしてるけど)

子どもを大事にするのはフィリピンの大原則で、自分の子どもに優しくしてくれる人に牙を向けたりはしないので、多少うざくてもお菓子位配ってあげるのがいい。

大人と付き合うのは正直面倒なので避けたい。だけど付き合いもしなきゃならない。対外的には「人と話をしない人間だ」という印象を大人たちに与えておき、奉仕をするのは「クレクレ」言わない子供達限定で・・・

こういう態度を貫いているが、今のところ問題ない。

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Self-sufficient-Philippines
フィリピン農園だより
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