今日は、コーンを載せたトラックが山を降りて来る日。
コーンを売っぱらう日なのである。
現在、3ヶ月分のコーンの運転資金と、その次に植えた1ヶ月分の運転資金が、背中に重く圧し掛かっている最中。
それが、今日やっと戻って来るのである。利益は無くてもいい、元金だけでもさっさと戻ってきておくれ!
現地を出発したトラックは2台。到着予定は本日の昼ごろ。
午前11時。問屋の前でトラックを待っていると一台目が来た。
トラックじゃない。バ、バス?
バスは人を乗せるもんだと思ってない?
違う。
ミンダナオのバスは牛でも馬でも米俵でも載せる。
それも座席に。
もう1台のトラックを待つ間に、問屋で値段を確かめる。
えーーーッ!
14.8ペソ/kgの筈だったのに13.2ペソ/kgになってる!この前暫定的な計算結果をお見せしたが、それから1割以上下がったことになる。
山でチンタラしてたら1割損した・・・
この前、山のレポートした時点でかなりの乾燥は終わっていたのだから。
それから何件か値段を聞いてまわったが、ここが一番良かったので今回はこの問屋に決める。仕方が無い・・・
それにしてももう一台が遅い、1時間待っても2時間待っても3時間待っても2台目が現れない。
どーしたのかしら?
あまりにも腹が減ったので、近くの食堂で飯を食う。
本当に来るのか。
それから問屋に戻ってみると、問屋は店じまいの最中・・・今日は無理だ・・・
という訳で、残り7割の荷物を積んだトラックは只今行方不明。
管理人のおっちゃん!先導して来たんだからしっかり見とけよって感じ。純利益の半分持って行くんだからしっかりしてゆー・・全く・・
真剣な話、トラックは来るのか?
一生来ない気もするのだが・・・・
ドライバーに連絡??誰も電話番号シラネーって!(爆)
山岳地帯の衛生感覚
今更ながら山の衛生感覚には参るって話。
私は動物が嫌いじゃないけど、野生に近い動物が口にしたものを食べるのは流石にちょっと怖い。いくらミンダナオに慣れたと言っても。
ミンダナオ、特に山の話だけど、人間と動物の食べ物がごっちゃごちゃなのだ。タマに猫と人間が一緒に食卓で食事してる写真載せるけど、あれは食卓の上で猫が待ってるだけじゃない一緒に食ってるんだよ。
私たちが山に行った時もそんな感じ。食卓に食事を並べた瞬間から犬猫鶏が狙ってるわけ。ちょっとでも目を離したら、その隙にペロペロ。ウ○コを踏んだ足でテーブルをウロウロ歩き回る。
でも、誰も気にしない。気にする日本人が不自然に見えるくらい。
ナスの話しに戻るが、前回ワームを取っていたナス、実はあのナスの上に猫が腰掛けていたんだ。焼いた後にね。
思いっきり猫に踏まれて肛門がナスに当たっている訳よ(爆)
流石に「これはやばいんじゃない?」って現地人に注意したらへへへッて笑いながらナスを下げたけど、10分後に又出て来たのはさっき猫が座っていたナス(爆)
なぜ、お尻の付いたナスを食べちゃならないかだけど、それは細菌や線虫が食べ物に付着して病気になる可能性があるからだよね。
でも、山の彼らは、基本的に病気の原因は悪魔が作るものだと考えていたりするから、細菌などの微生物に病原性があるという概念が存在しない。
だから、ウ○コも肛門も怖くないのである。
動物飼ってる山岳地帯の家に行くときっと日本人はショック死するだろう。
もうひとつ、この手のアクシデントは相変わらず無くならない。
先日の話。山は水が少ないんで雨水溜めてる訳よ。そこにオイル缶を半分に切った桶が浮かべてあった。
当然、それ使ってシャワー浴びるよね。
シャワー浴びてると、山の子がクスクス笑ってるんだ。
何笑ってんのか聞いたら、そのオイル缶は尿瓶だって言うんだ。山はトイレ遠いし電気が無いから、夜中に催した時の為に尿瓶が用意してあるわけだ。要はオマルである。
はよ言え!!っつーの!!
つーか、飲用するかもしれない桶に入れるなよ!
これは私以外の複数の者が使っており、さすがにみんな怒っていたが、一人はオマルの水で歯を磨いたって!(爆)
今度山に行ったら紛らわしい尿瓶の写真とって来ます。
(フィリピンで尿瓶使う家庭は結構多いです)