現地で逞しく生きる外国人シリーズ
とあるドイツ系の人の家に遊びに行った。
年齢聞いてないが私より若い。彼の母国ドイツに働きに来ていたフィリピーナーと結婚して、勤めていた軍隊を辞めてフィリピンへ移住したみたい。
居住年数とか細かい事は聞いてないけど、置いてあった写真とか同居している子どもの年齢から見ると、殆ど母国へ帰らずに10年位住んでるんじゃないかな?
この人、現地語がやたら堪能でプロレベル。現地語だけじゃなく、母国のユーロ言語、英語、タガログ何でも分かる。すごいよ。
最近私に現地語を教えてくれるんだけど、外国人目線で教えてくれる現地語ってのが分かりやすくて為になってる。
今週は10個単語を覚えたな (たったそれだけ、爆)
私の生活って誰よりも現地語を覚える好環境だと思うんだけど、長年ぬるま湯に浸かった様な言語環境で過ごしていたため、変な言葉のまま過ごしてる。
また若いフィリピン人って言語の学習能力が高いでしょう?私がついつい習慣で発した日本語とか英単語を勝手に聞き取って使い始めてしまうんだ。便利だけど迷惑・・
その誤った部分を最終的にはゼロにし、現地人同士が塀の向こうで奏でる噂話を聞き取るレベルになりたい。頭の悪いオジサンには難題だが努力する。
現地語が少し分かるようになってくると、その辺にいる子ども達が何の雑談してるのか曇りが取れた様に分かり始める。まるでドラえもんの翻訳コンニャクを喰ったみたいに。これが面白いんだ・・・
まぁ言葉の話はいいや。
このドイツ人凄いんです!
フィリピンビジネス最難関と言われるサリサリストアで生活費を稼いでる。(サリサリストアとはフィリピンの個人雑貨屋。あちこちの路地にあるが同業者が多いのと、利益率が低く金銭管理が難しいのでフィリピンビジネス最難関と言われる)
ピンポーン♪客が来た!
彼が店番!?だから言葉が完璧なんだ・・・
私の生活も割とすごいうちに入ると思うけど、この人の生活のほうがすごい・・・
コーヒーでも飲みなさいと店の商品をくれた・・・
でも、貰うの悪いからちゃんと16ペソ払ったよ。金は要らないって言われたけど、サリサリストアの経営の難しさは考えれば分かるので無理やり受け取ってもらった・・・
うわ!炊事してるぅ!!
なんと、この家では彼が皿洗いや洗濯までする。
子どもがあんまり手伝いしないんだよね。 なんか他所と違う。
今日は手土産としてハンバーガー屋のチキンを買ってきた・・・
目を丸くした子ども達は凄い勢いでチキンにかぶりついてた・・・まるで初めて食べたかのよう・・・
彼が愛車を見せてくれた。
昔流行ったオーナージープって奴だけど、ちゃんと車検も受けてる。
私、コレ始めて見た!足元のポリタンクにガソリンを給油するの?エンジンから2本のホースがポリタンクに繋がれていた・・・
タバコが我慢できない人は乗せられないね。
奥の間に生後1年に満たない赤ちゃんの養子がいた・・・いろいろ倹約してるみたいだけど養子を貰う余裕はあるみたい。
この人はドイツ系民族らしい倹約意識持ってる人だ。無意味なものにはとことん使わない。
養子を受け入れるのも将来へ対する保険だろうね。しっかりしている。
奥さんはあんまり家に帰ってこない(爆) そういえば、以前うちのトラック買ったドイツ人の奥さんも旦那さんを避けるように行動していたが・・・ドイツ系の節約感覚はフィリピーナには辛いものなのかも・・・(まぁ私が例外を見たのかもしれないが)
日本人の旦那さんってつくづく神だよなぁ・・・・
(みんな財産失うまで使う訳だし)
彼の地域密着生活面白い。続きは又。