時々名前を出すので覚えている方もいるかもしれないが、以前ジェニスという子がいた。あれから生活力の無いアイスクリーム売りの男の口車に乗って妊娠して男の子を産んでどこかに転居したらしかった。
非常によくあるパターンだ。
私は日頃村の噂や出来事に口を挟むことなどなく基本的に無関心である。
しかし、たまたま聞いた村の噂がこうだったのでビックリした。
ジェニスの子は実は私の子どもだという根も葉もない噂があちこちに(爆)
この噂を触れ回っているのが、なんとジェニス本人の母親!
何か画策し始めたのかと当初は勘ぐったが、私を嵌めようとかそういった意図はないようで、親の意思に反してアイスクリーム売りの口車に乗った自分の娘が情けなく、会った人に嘘をついて現実逃避しているらしかった。(実はジェニスのお姉ちゃんも過去に同じ事をやって今は困窮してる。親にとっては最後の希望だったんだよね)
問題なのが、そういう話を増幅して触れ回るスピーカー役の人間とかがいて、水田の女性農夫さんとかが話しに尾ひれを付けてばら撒いている。彼等の頭の中では嘘が事実になっているという。
低次元過ぎてハッキリ言ってどうでも良い話なのだが、肥料屋のおばさんまでが質問して来たりして行く先々でかなり鬱陶しい。
見ても無いものが見えたり聞こえないものが聞こえるのは、日本だと立派な「病気」である。
実はこういった噂は定期的に湧いては消え、湧いては消え、毎年繰り返す。今までの話を足してゆくと、私にはもう10人くらい子どもがいるって事になるが(爆)
当たり前だが、どの子どもも典型的なフィリピン人の特徴を持っておりどう見ても日本人の血は混じってないと分かる。DNA鑑定しなくても0.5秒で分かるほど・・・(反対に似てたらやばいが)
田舎の噂話は低次元である。(暇だから)
私の身分が安定して無いからか知らないけど、何年経ってもこういうバカらしい噂が立つ。周りの人間は火消しとかしない。否定も肯定もせず(おいおい)触らぬ神に祟り無しって感じで静観している。
まぁでも噂が立つうちが華なのかもしれない。
むしろ喜ぶべき事かも。
※アイスクリーム売りはどうやってジェニスを口説いたか。
男はこういって口説いたのだ・・・
「俺はアイスクリーム屋を営んでいるが、これは仮の姿。実はあの山に広大なトウモロコシ畑を持っていて大金持ちだ。どうだい?一度畑を見てみないかい?」
そう言われてジェニスは信じ込み、あろうことかノコノコと山に付いて行ったのだ。
そこにあったのはとてもお金になりそうもない猫の額ほどの困窮した農地。本人は戻ろうとしたがもう遅い。アイスクリーム売りが解放せず、軟禁された形で不自由な山の中で過ごしたのだという。
そして、妊娠したと同時に解放され街へ降りて来たのだ。
男は当たり前のように養育費を出さない・・
男は村の市場で今でもアイスクリーム売りを続けている。多分次のターゲットを見つけるために・・・