イナゴ(バッタ)を食べよう
日本でも信州や東北辺りではよく食べられていたようだ。今でも特産品としての販売はあるみたい。
自分は日本では喰ったことが無いが(素材自体がもうない)、農家だった親は常食していた世代である。
フィリピンでは、現在もイナゴが貴重な蛋白源の一種となっており、この辺りでは「ケラ」や「芋虫」と共に非常によく食される昆虫の一つである。
国道沿いにイナゴ専門店が沢山ある。巨大パイナップル農園の前にあるって事は、そこで害虫として発生したイナゴを捕らえているのだろう。
こんがり焼けたイナゴが美味しそう
コップ一杯25ペソ・・・ちょっと高くない?
ちなみに後でマーケットで調べたら20ペソだった。
どっちにしてもあんまり安くはないよね。インフレだ。
腹の縞々とかをアップで撮りたかったが、カメラがボロなので無理。
綿を売っていた・・・
ドルドルという樹木から取れるコットンのような質感の綿で、枕や布団に利用される。
さて、自宅に持ち帰った。イナゴを食べよう
う~噛んだら大量の油が染み出てきたぁ~
鍋の底からすくったな!
こちらは農園謹製ケラ
農園謹製カエル
この国で怒るのは寿命を減らすだけ
これを書いて何年が経つだろう・・
周りは一切日本語が通じない環境で、おまけに多言語地域だから昨日覚えた単語が今日通じない。それではお互いの文化も理解できるはずもない。農園周辺の住民とはさっぱり意思疎通ができずトラブルばかり。(田舎に行けが行くほどそれが酷くなる)毎日毎日頭を掻き毟っていたのだった(シラミだったのかもしれない)かなり悩んでた時期があった。
でも怒っては駄目なのだ。この国では。
皆さんもご存知だろうと思うが、この国では人前で怒るのはご法度。仮に冗談でも人の頭を叩けば人生終わり。そういう文化だから、毎日何十回も声に出して念仏のようにこの紙を見て自分に言い聞かせた。怒っちゃ駄目~怒っちゃ駄目~~ってね。
「自己暗示」ってヤツだよね。
そして悟りを開いたのだった・・・(ホンマかいな)
まぁ、まだ私のレベルなんて、フィリピンで長年生きておられる方々から見れば、まだまだ初心者以下だが、 自分の感覚が麻痺したのか、現地民化したのかしらないが、最近では
前ほど腹が立つ事は少なくなった。知らないフィリピン人から頭にウンコ載せられても怒らない自信があるよ。今なら。
キャンターを買ってくれだって?
大したことではないが、今日は妙なオッサンが来てシツコかった。ずっと何日も私たちに会えるのを待ち構えていたらしく、草葉の影に隠れるスッポンみたいだよ。
そのオッサンが何言ってたって?
うちが使ってる運送会社がある。その運送会社に、その昔、金を貸していた債権者なのだそうな。そして、この度、このオッサンと債務者の運送会社が目出度く和解したらしく、
オッサンは運送会社の三菱キャンターを貰えることになったらしいのだ・・・
そのキャンターとは私たちが日ごろ手配して使ってるトラックだよ。
おっさんは、そのキャンターを、うちに現金で買ってくれと言っているのだ。
「トラックが無くなるとココの収穫にも支障が出て困るだろう?だから、オマエがワシのトラックを購入して現金で用立ててくれ。トラックは運送会社が持ってるから今は無いけど、金だけ先にくれ、90万ペソを現金でな」 って、言ってる訳よ。 面白いでしょう?
その人、紙切れの証文?みたいのも持ってるから、大昔、運送会社と土地をめぐる金銭的なトラブルでもあったのは間違いないかもしれないが、90万という大金の意味を分かって
言ってるんだろうか。
このオッサン、農夫さんの親戚みたいで足蹴に断って後で逆恨みも怖いので、(たとえば、逆恨みを買って農作物に復讐された人とか結構多い)
オニギリ一個食べさせて丁寧にお帰りいただいた。
結局、いらぬ足止め喰らった影響で、とんだ残業になってしまった。まぁいいけど。
(日本でも場末で商売やってたら、無理難題を押し付けてくる客なんて幾らでも来るけどね。)
これがそのキャンター。4駆だけど評価額はその3分の1じゃないかな。90万は流石にない。