■や、やられたぁ・・猫に
いつもの事だが、先日停電になったのだ。
屋外にある青空台所でライトを探す声がするので、気を効かせて届けに行った。
台所に着いて相手にライトを渡そうと一歩踏み出した時である。
「ギャ!」と声がして「チカッ!」と足に激痛が走った。
その瞬間、北の水田に先祖を持つ凶暴な黒猫が逃げてゆくのが見えた・・・
踏んだと言っても思いっきり踏んだ訳ではない。
死ぬほど痛かった訳でもないだろうに噛み方がMAXで最大レベル。
フィリピンの野生猫の脅威だ。
現地人に言わせると、逃げるのが遅いから噛まれたのだという・・・
猫の感触を感じた瞬間に逃げれば普通は噛まれないというのだ。
マジか!?って感じだが、確かに現地人が猫に足を噛まれたとか聞いた事が無い・・・
噛まれてから感染症は大丈夫だろうかと小一時間悩んだが、翌日になっても指は腫れてなかったので多分大丈夫だろう。
すぐに現地性の怪しい特効薬を飲んだのが良かったのかもしれない。
でも反省した。反射神経の鈍い日本人は暗闇を歩くべきではない。猫だから良かったものの、コブラだってここにはいるんだから。
暗闇で動物に噛まれたのは二回目w以前は野良犬に噛まれて病院行き。
【ここで鮮烈な噛み傷を見せる予定だったが、なんと写真を誰かが誤って削除してしまっている。人にカメラを貸すのはリスクある】
熱帯病更に忍び寄る
ついに農園の中枢部が熱帯病にやられた。
師走のこの時期に農園のかなめの農婦さんがデングに。デングの次のステップのデング出血熱という奴である。皮膚に発疹が出来始め、鼻血が出て歯茎から出血して末期の放射線病のようだ。
感染源に思い当たる節がある。先日農園の関係者がデングを我慢してうちに泊まった事があり、蚊が大量に生息する車に同乗してウロウロしたのだ。気分が悪ければ教えてくれればさっさと荷物まとめて帰らせるものを、「シャイ」な性格で体調の悪化をひた隠しにするので曝露した。
デングは蚊を介して移るため、蚊の多い環境で患者と過ごせば超高確率でデングになる。
日本人は殆どの人が蚊にアレルギーを持っており、刺されると猛烈に痒くなる。でもこの痒みというのが非常に重要で、蚊の対策をしようとする動機になる。結果的にデングを避けているという事である。私がなかなかデングに罹らないのも、反射的に蚊を振り払っているからだとだ思う。
現地の人は刺されても痒みを感じない人が殆どで、蚊の対策に無頓着である。これがデングを蔓延させる原因である。
「痒い」事は不快だが、予防する上で大事なことなのだ。
以前連荘でデングになった私の知人は、蚊がぶんぶん飛ぶ中で完全に無防備でいた。実は目の前にお気に入りの女性がいて「痒み」の感覚が完全に麻痺していたのだ。
蚊に無防備だとデングになるという典型的な悪例。
デングっぽい時に安易な自己処方は注意。
頭痛薬や風邪薬はデングと相性の悪い成分を含んでいる可能性があるので飲んではいけない。デングはとにかく頭痛がする。デングに罹った人皆が頭部に針でちくちく刺される様な痛みを訴える。でも安易に頭痛薬を飲むのは駄目だ。
飲んでも良いとされている薬は「アセトアミノフェン」現地では「パラセタモル」などと呼ばれている解熱薬。
これを飲んで水分補給をしながらひたすら耐えるか、病院へ行って入院するかのどちらかだ。
どうでもいいけど、ここ二日くらい偏頭痛がする・・・・
多分、ただの偏頭痛だと思うが、もし更新が止まったら的中って事で・・・
頭痛薬が飲めないから不快に感じるだけだろう。
多分・・・・